3.11東日本大震災の影響による原発事故問題について更なる火種を呼んだ自民党。
17日、神戸市で開催された講演で、自民党の高市早苗政調会長は『悲惨な爆発事故を起こした東京電力福島第一原発を含め、それによって死亡者が出ている状況ではない。最大限の安全性を確保しながら活用するしかない』と述べ、原発再稼働を容認する党の立場を明らかにした。
これを聞いて、さすが自民党だなぁ〜とつくづく思いました。
その後の弁明で高市政調会長は、『直接、被爆で亡くなった方は今のところ確認出来ていませんけどもしかし、安全性を確保しなければいけないということを伝えたかった』という。
安全確保出来るんですか?あれだけの事故が起きたのに…。
確保出来たら、再稼働は良いのかぃ
そして…撤回して謝罪した高市政調会長。
森少子化担当大臣(福島県選挙区参議院議員)が議員会館で高市政調会長と会い、涙ながらに抗議したそうです。また、同党福島県連からも撤回ではなく、謝罪を求める抗議文まで提出されている。
確かに森大臣の言うように『自殺した人もいて体育館で避難していて亡くなった方もいる』と記者団に答えていたが、被災地の気持ちがわかっているが、残念ながら高市政調会長にはそれが解らなかった。だからこうした発言に至ってしまったんだろう。
責任の果たし方については、総裁に一任も良いけど、ご自身で判断しても良かったんじゃないだろうか…。政調会長続投の選択肢はその後だろう。
原発事故によって、世論は大きく変わり、原発依存から脱却しようということで、再生可能エネルギー法案が衆院本会議で可決されたこと。
そもそも原発事故によって警戒区域や立ち入り禁止区域などが設けられ、被災した多くの方は、厳しい生活を強いられてきました。
特に家畜農家の方に受けた影響は大きいんです。
牧場で飼われていた牛たちを置いて避難した農家の方は、悲痛な想いがあります。
以前、報道ステーションでも長渕剛さんと古館伊知郎キャスターが、特集で白い防備服を着て家畜農家や地域を歩いたシーンがありました。
そこで、見たものが…牛が餓死していた姿である。テレビには映されませんでしたが、長渕さんは大きなショックとコメント「これは…。」を聴いて涙が出る想いです。
人は死ななかったから…。じゃぁ〜牛は死んでも問題ないというのでしょうか。
家畜農家の方にとってどれほど辛いか本当に考えたことがあるのだろうか。
被災して自ら命を絶った方もいます。精神的に病んでしまい、亡くなった方もいます。
廃炉に向けて時間も掛かるし、お金も掛かるでしょう。いつかは原発からさよならをしなければならない時は来るんだという事を理解しなければなりません。
東京電力の方を始め、電力会社に関係する方には、再生可能エネルギーとなる風力・火力・水力・バイオマスなど自然を活かした発電に力を入れて頑張ってほしい。
経済産業省も後押ししながらでも良い。脱原発の為に頑張ろうよ
安全を確保する道は、まさに再生可能エネルギーなのですから…。