第23回参議院議員選挙は終わり、いつもの生活に戻りつつあります。
千葉県選挙区は、20時に投票を締め切った後、マスコミの出口調査に基づいて、続々と当確の一報が入りました。
今回の千葉県選挙区は、自民党が2議席を占め、3議席目に民主党が1議席を守った結果となりました。主な開票結果は以下の通りとなります。
◆参院選千葉県選挙区開票結果
石井 準一氏=(自民党公認・現職)68万706票
豊田 俊郎氏=(自民党公認・新人)41万8806票
長浜 博行氏=(民主党公認・現職)38万8529票
・寺田 昌弘氏=(みんな公認・新人)28万5007票
・寺尾 賢氏=(日本共産党公認・新人)23万2477票
・花崎 広毅氏=(維新の会公認・新人)18万6259票
・太田 和美氏=(生活の党公認・新人)14万8240票
・渡辺 裕一氏=(新風公認・新人)3万9147票
・松島 弘典氏=(幸福実現党・新人)9千227票
という結果となりました。
自民党の石井氏や豊田氏は、組織の住み分けが上手く出来ていた結果だと思います。
民主党は、候補者一本化によって民主党支持者票が集中したことや連合などの組織票が活かされた結果だと思います。
みんなの党公認候補の寺田氏は、水野参議院議員が獲得した票とその掘り起しも含め、維新の会への票が、橋下代表の慰安婦発言によって寺田氏に流れた票もあるのではないだろうか。
維新の会公認花崎氏も寺田氏と出遅れがあったことも影響しているが、上記のように慰安婦発言の問題があった影響もあり、票は伸ばしきれなかったのではないだろうか。
共産党の寺尾氏は、早い出馬表明から駅頭活動や共産党組織集会を重ねながら組織票を伸ばすことに懸命だった。また、野党の選択肢に共産党の存在が大きかった。
生活の党公認の太田氏は、消費増税反対・原発ゼロを旗印に支持を訴えかけたが、票に直接結び付かなかった。 渡辺氏・松島氏は、支持拡大すらなかった。
自民・民主の2大政党制の粋は、まだ残りつつある千葉で、党の存在をどういう形で示せるかが注目です。一方で、維新の会や生活の党については、厳しい結果にあるだけに今後の国政選挙には、存在意義を築けるかは県議会議員や市議会議員などの地方選挙でどれだけ地盤が築けるかが焦点になりそう…。