皆さん、こん☆★わぁ〜こうづま 和弘です
   厚生労働省は、高齢者虐待の防止に関する調査を公表しました。
今回の調査で明らかにしたのは、同居する家族や親族などからの虐待されている事案や通報されてくる件数や実際に民生委員やデイサービス・訪問介護などの在宅系事業者からの相談件数を含めた件数を明らかにしています。
  身内による虐待を受けている件数は、平成24年度=1万5202件平成25年度=1万5731件平成26年度=1万5739件平成27年度=1万5976件平成28年度=1万6384件と軒並み増えているのが現状です。
  相談や通報による件数は、平成24年度=2万3843件平成25年度=2万5310件平成26年度=2万5791件平成27年度=2万6688件平成28年度=2万7940件とこちらも増加しています。
  相談や通報件数は、今後虐待の危険性や恐れのある事案がほとんどで、通報などから虐待されている実態が明らかとなり、保護する対応処置を施した自治体もあります。
  地域包括支援センターへ相談したり、通報したなどの関係者で最も多かったのは、介護支援専門員29.5%でした。次いで警察へ通報し、対応した事案でも21.1%で、他民生委員からの通報等が挙げられています。  家族や親族については相談に行った事案として9.1%でした。
 何故、こうした虐待が起きるのか…その要因として、最も多かったのが家族介護に疲れて殴ってしまったという虐待が27.4%でした。
  介護する家族に障がいや疾病を持つ人からの虐待でも21.3%で、経済的困窮者による虐14.8%でした。
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  身内による介護がストレスの要因となって暴力的な行動に出てしまったり、介護を放棄するネグレクトに至ってしまうことに繋がっています。
  こうしたことが起きないようにするために必要なことは、家族介護で抱えている介護の悩みを親身に聞いてくれる場所が必要です。
  そうした場所となっているのが認知症カフェです。
専門家を交えながらも家族介護している世帯が集まり、介護をしていての大変さや困った体験などを話すことができます。
  認知症カフェの開催場所については、自治体のホームページに公開されていたり、地域包括支援センターが情報を持っているので、是非活用して欲しいと思います。
  また地域ぐるみも大切になってきますし、地域の声かけや認知症カフェに誘って一緒に行って見るというのも手段の一つです。
  高齢者だけでなく、大人から子どもや障がいを持つ人への虐待を減らしていけるように私たち一人ひとりが意識を持つことが大切です。
  地域を見渡してみて、解ることもあるので、助け合いや支え合う社会づくりとしても見渡してみてはいかがでしょうか。