クリスマスツリー◆人口減少に歯止めを掛けねば
2012年1月末に開かれた厚生労働省内の審議会において、驚くべきことが明らかになった。
  それは、推計人口が50年後には、なんと8,600万人になるということだった。
推計人口は、結婚が増えることなく、子供が生まれないという想定で弾き出された数字です。
  結婚する件数がピーク時に比べて半分以下になり、更にに進んでいくという想定です。
日本政府・学識経験者・官僚などの見解では少子化は、子供を産む環境が整っていない現状があるのではないかと考えており、そこばかり羞恥し過ぎて、結婚が増えても子供の増加についてあまり考慮に入れていないようです。

  批判をする訳ではありませんが、民主党の議員の中には、テレビ出演で「結婚が増えてもそれが経済に影響するのは20年も先のことなので、それよりも子供を育てる環境整備をしなければいけません。」また「結婚が減ったのも収入が少なくなったことも原因です。」や「フランスのように結婚をしなくても子供を産めることを考えなければいけませんね。」という発言も出たという。

  消えた・消された年金問題のように50年後も見据えた安心して暮らせる政策が求められている中で、20年先のことだからといって少子化に対する結果を先送りにしてしまったツケが今の世の現状に至ってしまったのではないでしょうか。
 収入の問題については、こうした風潮はあるようですが、収入が少なければ結婚することが出来ないのかというとそうではないようです。
  それは、本来結婚というのは、相手に「感謝をする」とか「支え合って生きて行く」とか「家族を作る。」いう観点で、収入に関しては問題にならなかったようです。
  引いて言うなれば、20代で結婚している方の多くは収入を求めていなかったので、結婚が出来たようです。
  求められている年収(20代で年収400万円)の方は殆ど居ないが結婚をしているカップルはいます。
  また、フランスは「フランス婚」で出生率が伸びたとしているが、日本
フランスでは国民性がそもそも違って家族を大切にする日本の国民にフランスのことを引き合いに出しても幸せの基準が異なります。この考え方に偏りが出てしまい、長期的なビジョンが描かれず、目先のことばかりに囚われていたことが今の少子高齢化や年金問題や福祉の問題を生んでしまった現状があるにも関わらず、対策を講じようとしているのかどうかすら見えてこない気がします。このままの状態では将来に夢も希望も抱くことも難しくなるのではないでしょうか。

私も将来の不安を感じている一人です。結婚というのは、本当に難しい。
  経済的な面だけでなく、将来を見据えた建設的な将来設計を描けなければ、結婚というのは、中々できるものではありません。
  互いの歩調が合わなければ、結婚というのは、難しいものです。