市民の選択〜こうづま 和弘です
   任期満了に伴う川崎市長選挙の投開票が行われ、無所属新人で元神奈川県議会議員の福田紀彦氏が当選確実となりました。
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  阿部孝夫市長が任期満了となり、引退して後継候補として推されていた総務省出身の元市財政局長秀嶋善雄氏(44)は自民党、民主党、公明党の推薦を得ていたが、力及ばぬ結果となり、共産党推薦の君嶋千佳子氏も破れた。
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  何故、福田氏が当選できたのか???
 4年前の千葉市長選挙と似ている現象が起きたのではないかというふうに思います。
阿部孝夫市長は、経歴を見ると自治省に入省しており、後継候補とも言われていた秀嶋氏も同じく自治省に入省していて二人とも行政に関わっていたいわゆる官僚だったこと。
  千葉市もこれまで官僚出身で副市長(旧:助役)から市長になる構図が変わらなければならないという訴えが響き渡り、民間出身の市長として熊谷俊人市長が誕生しました。
  川崎市長選挙では、千葉市と同じように天下り的な構図を変えるべきという流れが起きたことによる結果だと思いました。
  福田氏は、前神奈川県知事の松沢成文参議院議員の支援を受けていた。
 当時、松沢成文参議院議員が知事を勤めていた頃に福田氏は政策スタッフとして支えていた経緯もあり、力強い支援を受けていた他にみんなの党や民主党の一部議員や無所属議員らが支持していたことも結果につながっている。
  川崎市のこれからとして公約に掲げられている中学校給食が始まることや介護保険料の値下げなど政策を川崎市にどう打ち出すかが手腕の見せ所になると思います。
開票結果は以下の通りです。
秀嶋善雄氏=13万9814票
君嶋千佳子氏=8万5475票
福田紀彦氏=14万2672票