☆健康は長寿の秘訣☆
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  今日は、各地において敬老のお祝いとして敬老会・長寿フェアが開催されました。 私も敬老会などに参加してきましたが、本当にお元気な方々ばかりでした。
  総務省の発表によると、65歳以上の人口は、前年より24万人増え2980万人で、総人口に占める割合は23・3%といずれも過去最高を更新したとのことでした。
  
また厚生労働省の調査によると、100歳以上の高齢者は今年、過去最多の4万7756人に上る。昨年より3307人増え、41年連続の増加となった。
 100歳以上の人口が5万人に迫ろうとしている現状は、日本は高齢社会という現実があることです。
 急速な高齢化が進んでいる現状は、社会の大きな変革が迫られているように福祉の充実を進め、それに対応できるようにしていかなければなりません。
  人生50年といわれた昔は、少しでも長生きすることが良いとされてきました。 しかし、今の時代は、長生きするだけでなく、長生きしていて良かったと思える、充実した老後を人々は求めるようになっていきました。
 そのためには健康や生活の安定が前提だが、それだけでは実現も厳しいという現実があります。
  何よりも大切なのは人や社会との絆を持つことです。
 生き甲斐もそこから生まれてくるのではないでしょうか。
昨年、所在不明の高齢者の存在が明るみに出て、高齢者の家族や社会との絆の弱さが大きな問題となりました。
  今年6月に発表された「高齢社会白書」でも、日本の高齢者は、困った時に頼れる近所の人や友人がおらず、国際的に見ても社会的孤立が進んでいるという実態が報告されています。
  東日本大震災では、死者の65・2%60歳以上だった(4月11日の時点)ことが警察庁のまとめで明らかになっています。
 死者の9割以上が津波によるものだが、高齢者の中には自宅にいて逃げ遅れたケースが多いとみられています。
  今回の震災によって、高齢者が“災害弱者”もしくは“要援護者”であることを改めて浮き彫りにした。高齢者の社会的孤立は、災害のような非常時に最も深刻な形となって表れる。
 一方で震災は、やはり地域のコミュニティーが生きており、人と人との絆が人として生きていく上で、最も大切なものであることを示したのではないでしょうか。
  日本人が歴史的に育んできた、地域や社会など「公」に対する献身や自己犠牲のDNAが、震災という非常事態の中で呼び覚まされたともいえる。
  「高齢社会白書」で指摘された高齢者の社会的孤立の背景には、もともと日本の高齢者が血縁関係を中心に人間関係を築いているという事情がある。震災後、結婚を望む若い人が増えたというのも、人と人との絆とりわけ家族の絆の大切さに、改めて目覚めたことを示している。