皆さん、こん★☆わぁ〜( ´_ゝ`)ノ
◆ドクターヘリについて
皆さんは、ドクターヘリをご存じですか?
ドクターヘリは救命救急の要とされていることから全国で一日に平均して15.4回の出動しているドクターヘリです。
ドクターヘリに同乗する医師や看護師などが事故や災害現場などに急行することが出来ます。
特に救急車などが入ることの出来ない場所でヘリが逸早く到着することが出来ます。【ドクターヘリ動画有:パソコンから御覧下さい】
しかし、このドクターヘリには大きな問題があります。
このドクターヘリを導入している全国の18ヶ所ある病院中12か所の病院で国が想定する出動回数は大幅に上回っていることから公的な補助金だけでは運航費が賄えない状況にあるということが問題です。
2001年4月に国内初のドクターヘリが導入されて8年余りです。
2008年4月に全国で全面施行された特別措置法では、1つの病院で出動回数を年に240回と想定され、国と自治体から年間一律にして1億7千万円が補助されることになっています。
千葉県内にある病院では、昨年度の出動回数は全国最多の663回ということで、想定されている回数をはるかに上回っていることになります。
費用数千万円は運航を請け負う【朝日航洋】が負担している。
『公益性と将来性を見込んで導入したが、このままで続けていくのは厳しい』と運航会社は悲鳴をあげています。
ドクターヘリが導入され、昨年度は16都道府県の18ヶ所の病院で出動回数5635回中1181回が交通事故での出動だったとされており、交通死亡事故減少の一因とされているそうですが、日本航空医療学会によれば、1ヵ所の病院で平均313回の出動回数で12か所ある病院が国の想定出動回数240回を上回っているそうです。
新聞などの記事を読んで感じることは、実際に起きることと想定内で起きるであろうというものとの相違が感じられるんです。
市原市内でも高度救命救急とされる3次救急の病院はなく、必要とされる場合には千葉市美浜区に高度救命救急センター海浜病院へドクターヘリで搬送されることも数少なくはないそうです。
以前、私のブログでも取り上げたことですが、県内には2機のドクターヘリがあります。
しかし、運航する上で国からの公的な補助金だけでは運航費が賄えないという問題があるということです。
そうなってくると心配なことというのは、3次救急が必要とされる患者を高度救命救急に搬送出来なくなるということは助かるかも知れない命が救える確率が低くなるということです。
国が定める想定出動回数の見直しや補助金の増額も含めた見直しが必要なのではないかと思います。
そして、地方自治体としてもこうした運航費や活用の実態も含めて議論する必要があるかも知れません。
◆今年の1月19日付けブログ
〜命を守るドクターヘリの導入〜⇒1/19ブログ
◆同年1月27日付けブログ
〜ドクターヘリによる防災訓練が実施されました〜
⇒1/27ブログ